今から資産運用を始めようかとお考えの皆様。
資産運用の方法は数多くあり、何にしようか迷いますよね。
そこで今回は良くお問い合わせ頂く【株と投資信託の違い】についてご紹介します。
運用方法の違い
株
株は基本的に自分(投資家)が運用を行います。
自分で銘柄を決定し自分が決めたタイミングで売買を行います。
流れ
・口座を開く。
・購入する銘柄を決める。
・買いたい値段辺りで購入。
・売りたい値段辺りで売る。
となります。
と思いますよね。
その通りです!!
株は自分で行うため自分自身で成長企業を見極めたり株価の動向を予測するため、
経済チェックや自分で情報収集する事が欠かせません。
投資信託
投資信託は多くの投資家から集めた資金を投資家の代わりにファンドマネージャーと呼ばれるプロが運用を行います。
流れ
・口座を開く
・複数の金融商品が含まれるファンドと呼ばれる商品を選択する。
・自分の買いたい日に購入手続きをする。
・自分の売りたい日に売却手続きをする。
となります。
投資信託の運用はプロが行うため株ほど情報収集に時間を割かれません。
売買に関しては手続きのみを行うため商品によって実際の売買日が異なります。
国内は翌日朝、海外は翌々日朝の基準価格が適応されます。
と思いますよね。
もちろん、それがプロに任せる良さになります。
資産運用初心者の方は投資信託が始めやすいかもしれませんね。
保有期間の違い
株
株は値動きが激しいため短期保有に向いています。
理由として投資対象が会社一つなので、そこの会社の動向のみで左右されるからです。
保有が短期の場合リスクが大きくなってきますので見極めが大切になります。
投資信託
投資信託は長期保有に向いています。
理由としてファンドは投資対象が複数の分散投資で一つの事柄だけで値動きが左右されにくいからです。
ただし、投資信託の中にも株ほどでは無いにしろ値動きが激しいファンドもあります。
ファンドを選ぶ際はしっかりどういったファンドか把握して決めましょう。
逆に早い段階で利益を求めたいのであれば投資信託は不向きです。
手数料について
株も投資信託も銀行や証券会社で購入する場合は購入手数料が発生します。
しかしインターネットで購入すれば購入時の手数料無料なものもあります。
*投資信託に関しては保有期間に信託報酬が発生します。
その他の違い
株
株は対象会社によっては株主優待を受ける事が出来ます。
会社によって株主優待の権利が発生する株数は異なりますので必ずチェックしましょう。
*今まで貰ってる株主優待について記しているので読んでみて下さい。
-
【すかいらーくグループ】株主優待と変更点について
続きを見る
-
100株でも満足な優待!イオンの株主優待について
続きを見る
-
SFPホールディングス株主優待について
続きを見る
投資信託
投資信託は少額から行えるのがメリットになります。
積立投資では月100円から行う事が可能です。
通常の投資信託では利益発生時に20%の税金が課税されます。
しかし
投資信託ではNISA(少額投資非課税制度)という投資に関する税の優遇制度があります。
非課税対象
- 一般NISAでは毎年120万円までの投資で得た利益が最長5年間
- つみたてNISAでは毎年40万円までの投資で得た利益が最長20年間
まとめ
改めて表にして違いを確認していきましょう。
株 | 投資信託 | |
運用方法 | 自分で運用 | プロに任せて運用 |
保有期間 | 短期が向いている | 長期が向いている |
手数料 | 条件による | 条件による |
その他 | 株主優待の権利を得られる可能性がある | 少額から始められる |
参考にしつつ、自分の合っている方を選んで下さい。
また両方やってみたいと思われた方で良く
というご意見を頂きます。
我が社ではIFAというプロフェッショナルが在籍しております。
IFAは株の個別売買も投資信託も行う事が可能な資格になっています。
お任せしたい方のみならず投資信託のアドバイスが欲しい方にも対応しております。
詳しいIFAの仕事に関しては下記をご参照ください。 続きを見る
お金の専門家【IFA】の専門性と役割…FPとの違いとは
最後に
一言
株は資産運用に慣れている中級者向け
投資信託は資産運用初心者向け
といったイメージが一番近いかと思います。
自分の目的、生活、好みなど考慮した上で選択してくださいね。