以前から外貨についてお問合せ頂いており、良く聞く言葉が『分からない』『怖い』です。
そこで今回は外貨の金利と為替の関係について書いていきます。
外貨のメリットとデメリットを知り今後、外貨の話になった時の参考にして下さい。
この関係性を知る事で外貨が関わる様々な価格変動を理解する事にも役立ちます。
外貨メリット
日本の銀行より海外はの方が金利が高い。
外貨や運用は金利2%以上で行いたいので今回は目安の2%で計算していきます。
メリットについて詳しく解説
金利が2%の場合の100万円を運用した10年後
金利のみで計算すると・・
1,000,000円(運用資金)×2%(金利)=20,000円×10年=200,000円
金利だけで考えると100万円で10年後利息で20万円増える事になります。
これが外貨一番の魅力になります。
%の計算方法 続きを見る
金利の計算方法と利息を学ぼう
外貨デメリット
為替リスク
元本保証ではない
手数料が高い
デメリットについて詳しく解説
為替リスク
為替が円高になったり、円安になる事
円高とは100円が80円の価値になる事
円安とは100円が120円の価値になる事
金額が変わる事をリスクと言い
100から上がってもリスク
100から下がってもリスク
*下がる事のみがリスクなのではありません
元本保証ではない
預けた金額よりも下がる事を指します。
手数料が高い
外貨なので銀行に限らずマネーチェンジする際には必ずかかります。
金利と為替
先のメリットで述べた10年後の金利から計算すると分かりやすくなります。
外貨では金利と為替のハーモニーといって2つが混じっての計算になります。
手数料のイメージ
1,000,000円(運用資金)-10,000円(為替手数料)=990,000円(運用スタート)
*何故運用開始と同時にマイナスなのか外貨で戸惑う一番のポイント
手数料は必ず引かれるものと考えましょう。
990,000円から為替と運用リスクにより変動する。
100万円で運用し10年後利息計算
1,000,000(運用資金)-10,000(為替手数料)=990,000
990,000(手数料引いた運用資金)×0.02(金利2%)=19,800(利息)×10年=198,000(10年後の利息)
990,000(手数料引いた運用資金)+198,000(10年後の利息)=1,188,000となります。
100万円以下になるには為替はいくら?
1ドル100円で始めた場合で計算します。
1,188,000円(10年後の利息が付いた後)を1ドル100円で両替すると11,880ドルとなります。
元本(10,000ドル)+金利(1,880ドル)の合計から為替リスクを算定する事により、以下リスクが大幅に減っている事を紹介します。
11,880ドルに為替を掛け算して円換算します。
1ドル85円の場合1.009,800円となるので85円でも9,800円プラスです。
1ドル84円の場合997,920円となるので、ここで元本割れとなります。
実際にはここから売却の為替手数料も掛かるので実際は86円を超えていると外貨運用成功ですね。
最後に
一言
86円をリスクを考えるか超低金利な普通預金に入れておく事がリスクと考える人もいます
だからこそ何か外貨の資産運用を始めたいと思う人と考えたい人が増えています
外貨の資産運用を行う場合、金利と為替は必ず覚えておきましょう。
金利が高ければ高いほど為替リスクは減っていきます。
今の世界事情で金利は下がっていますが、日本より高いので銀行が進めるのも納得ですね。
外貨についてもっと詳しく知りたい方はお問合せ下さい。