突然ですが・・皆さん、最近通帳を記帳し確認してますか?
銀行は年2回金利がつきます。2月と8月なので今月ついていますよ。
しかし通帳の利息をみてどういう計算で付いてるのか疑問に思いませんか?
今回は金利と利息についてお話ししていきます。




金利と利息
今利息で100円つく人はほとんどいないのではないでしょうか?
100円の利息をつけるために必要な金額を計算してみましょう!
現在の金利 0.001%(2020年8月現在)
0.001%は100で割るので0.00001が実数です。
%と書いてあるものは100で割ってから計算に組み込みます。
100円の利息を貰うために必要額の計算方法
100円(目標利息)÷0.00001(金利)=10,000,000円(貯蓄額)
1回の利息で100円貰うためには実際上記の貯蓄額の2倍必要(年間貰う利息は2回に分けて支払われるため)
さらに税引き後が振り込まれます。
以下1回の利息で100円貰う金額で実際の利息について計算してみます。
24,000,000×0.00001=年間240円
年間240円に20%の税金が掛かるので48円が引かれます(実際は他に復興税0.315%が引かれます)
240円-48円=年間192円これが2月(96円)と8月(96円)に分けて振込されます。
2千4百万円あっても1回の利息で100円つきません。
1回の利息で100円を貰うためには2千4百万円以上の貯蓄額が必要です!
10年後の額
100万円を10年預けた場合どう増えているか?金利の違いで計算してみます。
A:金利0.001%
1,000,000×0.00001(0.001%÷100)=10円×10年=100円
B:金利2%
1,000,000×0.02(2%÷100)=20,000円×10年=200,000円
極端な例ですが金利が違うとこんなに変わるので期間が長ければ長いほど金利差が大きく出てしまいます。
普通預金は固定金利では無いので金利が今後下がる可能性も上がる可能性もあります。
単利と複利
金利には単利と複利があります。
単利とは元本に対して毎回計算を行うこと。
複利とは元本に利子を加えた合計を次の年の元本とし計算していく方法で単利と違い利子に利子がつきます。
普通預金は複利となります。
最後に
一言
昔は金利が良く預けて利息でお金が増えるのを実感出来る時代でしたが、現在では利息で増やす事が難しい時代になりました。
しかも
・時間外で取引を行えば手数料がかかる
・今後通帳を作成で手数料がかかる
預けたお金が減っていく事柄が増えてます。
この手数料分を利息で取り戻そうと思っても・・とても10年では足りませんよね。
これが今の現実なので、しっかり知っておきましょう!