今、家の購入を考えている方はいますか?
家を買うには大きなお金が必要になってきますので先ずは支払いについてイメージ出来るよう必要となってくる知識を得ましょう。
金融機関に相談に行った時に自分たちの考えをしっかり持った上で話を聞いた方が納得出来るプランになると思います。
住宅ローンとは
住宅を買ったり改築したりするために金融機関から借りるお金のことです。
住宅を購入する場合には、ほとんどの人が住宅ローンを利用し月々の返済をしていくことになります。
住宅ローンを組む際には、仕事の安定性や子供の有無、退職のタイミングなど、自分のライフサイクルや生活のバランスを考慮して、借り入れ額や返済期間を決めることが重要になります。
頭金は入れた方が支払い総額が減るので、あるに越したことはないですが現在は住宅ローンが史上最低と言われる低金利なので、頭金は最低限か無しにする場合が増えています。
住宅ローンには審査が必要になります。
返済比率、属性(年齢、年収、勤務先、勤続年数、家族構成などの特性)、他のローン状況によっては断られる場合があります。
住宅ローンには団体信用生命保険がついています。
死亡時や高度障害時には債務の返済不要は周知の事実ですが・・
一部のローン会社には身体障害者福祉法に定める障害の級別が1級または2級の障害に該当し、身体障害者手帳の交付を受けたときも債務の返済不要となる会社もあります。
金利の種類と違い
固定金利
借り入れたときの金利が全借入期間を通じて変わらないタイプ。
金利が低い時に行うと効果的。
変動金利(一定期間固定)
一定期間に固定金利が適用されるタイプ。
全期間固定金利より低く設定されているが期間終了後は情勢によって金利が変化する。
変動金利
金融情勢の変化に伴い返済の途中でも定期的に借入金利が変動するタイプ。
固定金利より常に低く設定されている。
借入金利のアップが続いた場合、5年ごとに行われる毎月の返済額の見直しは、変更前の返済額の1.25倍が限度とされていますので、元金は全く減らず、未払利息が積み上がっていく可能性があります。
今は史上最低の金利と言われている事もあり、固定金利を選ぶ方が多いです。
繰り上げ返済とは
支払総額を減らすために行う返済方法。
・繰り上げ返済は額が大きいほど、また時期が早いほど効果は高い
・支払利息を減らしたい、完済を早めたいなら「期間短縮型」
・毎月の支払いを軽減したいなら「返済額軽減型」
繰り上げ返済をした方が良いタイミング
住宅ローンの金利が1%以上の場合は繰り上げ返済しましょう。
繰り上げ返済をしない方が良いタイミング
住宅ローンの金利が1%以下の場合は住宅ローン控除期間中1%戻ってくるので金利バランスを見てみましょう。
テクニック
近年の繰り上げ返済は手数料が無料が多いので無料の場合は100万円貯まってから100万円返済するより、10万円貯まったら返済するといった形で早い時期に分散した方が支払い総額が少なくなります。
住宅ローン控除とは
マイホームを一定の条件のローンを組んで購入したり、省エネやバリアフリーなど特定の改修工事をしたりすると、年末のローンの残高に応じて税金が還ってくる制度のことです。
この制度の適用を受けるには、所得が3,000万円以下、返済期間が10年以上の住宅ローンなど要件があります。
要件に当てはまる方は10年間、ローン残高の1%に当たる税金が還ってきます。
消費税率10%が適用される住宅の取得を行い、令和元年10月1日~令和2年12月31日までに入居した場合は13年です。
支払総額を下げるテクニック
先ずは現在契約している金利確認する。特に現在の金利が1%以上の方におススメします。
現在の銀行の金利を確認、現在の住宅ローン金利と比較し、切り替えを行うか考えてみましょう。
切り替えの注意点
・切り替えには手数料がかかります。
・各銀行によって手数料の金額10万円以上の違いがあります。
・切り替え前に住宅ローンを組めていたとしても現在が通るとは限りません。
・切り替えの際にも住宅ローンを組んだ時と同様に審査があります。
上記の注意手を踏まえ且つ手数料も換算しどの位の切り替えメリットがあるか確認しないといけません。
アドバイスした人で50万円から800万円の切り替え効果がありました。
実例
男性30歳代神奈川県
新築マンション1室を4000万円で購入。
変動金利で約1.5%で開始し数年後、金利低下により住宅ローンの組み換えを行った。
組み換えをした事により住宅ローン金利が1%となり、支払総額が200万円減りました。
更に繰り上げ返済を適宜10万円ずつ複数回行った。期間短縮型にこだわった。
銀行の組み換えや住宅ローンの期間短縮型を繰り返す事により300万円ほど効果が出る方法を行った。
最後に
一言
マイホームを持ちたい夢を叶えたいのであれば、その後の生活を大切にした返済方法を選択しないとせっかくのマイホームも重荷に感じてしまいかねません。
今は低金利ではありますが、返済や生活費のトータルバランスで考えて無理のない返済計画を立てましょう。
自分の住宅ローンが切り替えでどの程度変わるか詳しく知りたい方はご相談下さい。