FXは始める前に【必ず学ぼう】

FXは１０年程前から誰でも知識が無くても家で少額で出来るお小遣い稼ぎという触れ込みで何度かニュースで出ていました。
しかしFXは全く知識が無い状態で行う事は危険な事だとご存知ですか？
何人かに『家族に内緒でFXを行って、お小遣いでやってたはずが気が付いたらマイナスが膨らんでしまった』といった話を聞きました。
その人達に共通していたのは本当に何も知らずに始め、始めてからも何も勉強していなかったのです。
もちろんFXの売買の仕方は分かっていても細かなルールまで把握していませんでした。
その後は家族に話をしてFXは完全にやめたとの事でした。
隠し続けていたらもっと大惨事になっていた可能性もあったかと思うと怖いですよね。
なので、FXを行うのであれば大切なお金ですからFXの知識を知ってから行いましょう。

FXとは

正式名称、外国為替証拠金取引。
異なる通貨と通貨を売買する金融商品。例、日本円を米ドル等の通貨に交換したり、米ドル（外貨）をポンド（別の外貨等）に交換する取引のこと。
人気の理由としてリスクを下げられる、少額（１０００通貨）の資金で出来る、練習が出来る、２４時間取引が出来る。

FXのルール

為替が上がるか下がるか予想して買う。
買い方為替が１００円の時、１００円以上になると予想する時は円安【買ASK】、１００円以下になると予想する時は円高【売BID】で買います。
買った方に為替が変動したら利益が出るので売れば利益が手数料を引かれ自分の利益となります。
深夜早朝や重要な指標が発表される時は３０秒から１分は手数料が大きく取られるので注意して下さい。

FX用語

為替差益
→１ドル１００円の時に１ドル買い１０２円に値上がりした時に売って２円の利益を出します。
マージンコール
→取引が危険な水準である警告。証拠金維持率が少なくなるとFX会社から通知が届く。この時に証拠金を追加し証拠金維持率を回復させる必要がある。＊証拠金を追加しないと翌朝強制終了になります（残高が０円にならないための措置）
ロスカット
→強制決済。損失が証拠金を上回らないようにするための措置。
スワップ
→為替を上がる（円安）にかったら金利差が増え、下がる（円高）に買ったら金利差が減らされること。
レバリッジ
→手元にある資金を数倍の金額にして取引出来る。自分で設定できる。最大２５倍、４万円入金して１ロット購入する場合４万円×２５倍＝１００万円の価値で売買します。ここで為替が１円変動した場合、１００万円が１０１万円になるので１万円の利益となります。１００万円が９９万円になるので１万円の損益となります。
ロット
→米国ドル円の場合、最初の設定は１ロット約４万円。注文する量の事。４万円入金した場合１ロットだと一度の購入で４万円を使う事になります。０．１ロットに設定する事で４千円に下げる事が出来ます。ここがFXが少額で行えるという意味になります。

２つの方法で利益を得る

スワップで金利差を得る

最近はスワップが金融政策の影響で大幅に減っており魅力が少ないです。
特定の曜日に日数が多く貰える日があるので注目しましょう。
スワップはニューヨーク市場クローズ時（１７時）のロールオーバーしたポジションに対して発生する。
日本時間だと朝６時や７時。サマータイムによって変動あり。

為替の差益で増やす

為替は各国の情勢、市場環境によって日々変動します。さらに地政学リスク^[1] … Continue readingや戦争リスクで大幅に変動する時もあります。
先進国と新興国によってさらに変動するので注意しながらも最初は先進国のアメリカやオーストラリア通貨で運用する方がよりリスクが少なくなります。

FXにおける重要な指標

重要な指標が発表される時は為替変動が大きくなる可能性があります。

米国雇用統計
米国雇用統計の詳しい説明は下記からどうぞ

各国政策金利発表
景気や物価の安定など金融政策上の目標を達成するために中央銀行（日本では日本銀行）が設定する短期金利（誘導目標金利）
金融機関の預金金利や貸出金利等に影響を及ぼす。
一般的には
好景気によるインフレ（物価上昇）傾向になると政策金利を引き上げて経済の過熱を抑える。
不景気によるデフレ（物価下落）傾向になると政策金利を引き下げて経済を刺激する。
最近では米国がゼロ金利政策を発表し新型コロナ対策により世界をリーディングする景気刺激策をアピールしている。

サプライズ
誰も予想していなかった出来事がおきた時に為替は特に大きく変動しやすいです。
数年前にチャイナショックなんて言葉があり発表されて豪ドル円が一気に１０円程変動した事があります。

最後に